スモール・ソンデ

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マウスの脳で「偽の記憶」形成

アメリカ・マサチューセッツ工科大学の利根川進教授らのグループがマウスの脳を刺激することで、実際に体験していない違う「偽の記憶」を作り出すことに成功した。この研究報告を発表して注目を集めています。まず安全な箱の中にマウスを入れ、その場所の様子を記憶させます。この研究を行ったのは、利根川進教授理化学研究所のグループです。マサチューセッツ工科大学の利根川進教授昭和62年に、日本人で初のノーベル医学・生理学賞を受賞しています。 まず光を記憶をつかさどる「海馬」と呼ばれる部分に当てると、直前に記憶したことを思い出す、特殊なマウスを研究グループは作り出しました。すると、安全な箱の中に入れてもこのマウスは、身構えておびえるような様子を見せるようになったということです。そして脳に光を当てて、このマウスを別の場所に移したあと、2つの記憶が結びつくように直前にいた安全な箱の様子を思い出させながら足に電流を流しました。