スモール・ソンデ

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パルミラ遺跡の地下墓から人骨が出土

九州大名誉教授の中橋孝博が鑑定したところによれば、 中国に石器時代からいた東アジア系の人々の特徴と一致するそうだ。 大半は西アジア系の顔の彫りの深いパルミラ人と推測されるが、1991~1992年に発掘された1体に限っては、 顔の骨が平で口元が少し張り出す特徴がある。シリアの世界遺産シルクロード沿いにあるパルミラ遺跡の地下墓で出土した人骨に、 中国古代の女性とみられる骨が発見されたことが、奈良県立橿原考古学研究所などの研究でわかった。 地下墓は、奈良県などがシリアの要請で調査している。これまで人骨が160体余りの出土している。 地下墓ができる少し前に中国の文献に、後漢(25~220年)の使節団がこの一帯を ローマに向けて通った記録があり、その一員であるという見方がある。歯や骨の特徴から、30歳代の女性とわかった。